日常的非日常(小説)

単純的複雑
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…生まれて初めて人目を気にしている気がする。
「あの…どうかしましたか?まなむらさん」
「え?あーいや!別に何かある訳じゃないんだけど…」
「?」
ああ、通り過ぎる人の目が痛い。
同性と言う所と雪名(命名私)から微かに香るバラの臭いが唯一の救いだろうか…
確かにお姫様だっこは自ら選んだのだが、
流石にこんな子と一緒に居たら手を繋いでいるだけでも
目立ってしまうだろう。
「もうそろそろ着くわよ」
「あ、あそこのお家ですか?」
雪名が近付いてきた我が家に指をさす。
「そうよ」
私が一言で肯定すると、丁度家の玄関に着いた。
「さて、鍵かかってるから1回降りてくれる?」
「あ、はい。…ありがとうございます、此処まで背負ってくれて」
いや、好意さえあれば誰でも背負ってくれるだろう…
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