2021年2月22日(月)【変わらないもんがある】
父親はなんも変わらねぇ
よく平気な顔で連絡出来るよな、
あのときは藁にでもすがる思いでさ
本当変われるんじゃないかと思った。
絶望を教えてくれたし
同じ血なんだよなって思う度に
嫌悪したが今ならわかるのよ
多分自分が変わるきっかけだったなって。
そして一番のきっかけは
やっぱり一緒に暮らしたあの人と
猫の存在だろう。
最近思うのさ、
あのまま札幌にいても駄目だった。
釧路にいても駄目だったって。
去年札幌に戻ってきてたくさん
さらに絶望したり
自分が散々ばかにしてきた事が
全て身に染みてかえってきた。
札幌に来なきゃわからなかった事で
初めて俺がしてきた事の重大さに
気づかされていた。
借金の毎日でいつも不安でさ
給料なんか残ったことすらない。
でも今なんか当たり前だが
金借りたりしてなけりゃ
給料すら残せるようになってさ
そんな当たり前が今更わかってさ。
ご飯もそう、
当たり前なんかなくてさ
必死に考えて必死に用意してくれて
疲れた仕事の後にも
全部やってくれててさ、
掃除洗濯何もかもどれだけ押し付けたか
今自分でやってて正直
家事は楽しいし一通りは出来る。
でも話ながらやる事や
あの日々がどれだけ大切だったのか
改めてわかってね。
いまだに皿洗いながら自然と
涙が出るし
夢でも猫もあの時のままで
でも現実は違ってさ、
ただ咽び泣くしか出来ずでさ。
なら何故もっとちゃんと大切に
しなかったのかって思うが
当時の俺は理解すらしなかったし
意味のないプライドがあった。
何故ちゃんと謝れなかったのか
何故手伝うことすら出来なかったのか
これがやっぱ胸に刺さってしまい
今は何も出来ずにいる。
実際気づいた事もある。
多分俺はあれから誰も好きじゃないと
多分誰かを好きでいたかっただけだと。
今もわかるしさ、
本当に好きなら多分ちゃんと答えを
自分にも相手にも求めているし
確かな事を欲しがると思う。
でもまた同じ繰り返しになるのと
何処かで一緒に過ごした人や猫を
何処かで越える人はいないと
自分で答えを出しているのかもしれない
色々冷静になり考えたよ
でも俺は誰かを選んでも
俺は誰からも選ばれない
ただ良くしてくれた人に好意をもち
それを好きと勘違いしているって。
結果一人になりたいけど、
寂しいからただふりをしている。
じゃなきゃいまだに夢をみるものか。
それに気づいてから
毎日脱力しているよ
でも新しくスノボ始めたりとか
一人で出来る事を探している。
後悔ばかりしたけど
それは俺自身が招いた事だ。
手をさしのべてくれたのに
その手を振りほどいたのも俺だった
初めて俺をひとりの人間と扱ってくれた
そんな人達を見失ったのは
無駄なプライドだけで生きた
自分自身の問題だけだった。
だから今は利益なしに自分に
よくしてくれた人達に恩返しをしている
そしてそれを返したら周りから
去っていこうと思う。
なら死んだ時に後悔ばかりじゃない
偽善かもしれんが
自己満足がしたいと思う。
かたや現実が見えず東北に
会社進出したやからもいるが
俺は俺であの時の全てを変えたいから
死ぬその日まで頑張りたい
最後は悔いなく死にたいと思う。
2/2209:13
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